保育料が半額!?】賢い保育園選び!選び方のポイント~企業主導型保育園とは?~

あおまる

こんにちは。あおまる(@aomaru_malumalu)です!
保育士の僕が、保育料を半額以上抑える保育園選び、選び方のポイントについてお話しますね。

保活ママ

保育園の選び方で保育料が半額以上安くなる!?
でも、保育料って自治体で決められるんじゃないの?

あおまる

はい!認可の場合は所得に応じて保育料が設定されます。
その為、今回紹介するのは認可保育園ではなく、企業主導型保育園と呼ばれる内閣府が認めた〝無認可保育園〟です。
人によって保育料が半額程度になります!!!

保活ママ

内閣府が認めているのに〝無認可〟?
認可保育園とどう違うの?よく分からない。

あおまる

少し分かり辛いかもしれません。
そもそも企業主導型保育園は最近出来た形なので、まだまだ認知がされていないのが現状です。なので、なるべく噛み砕いて分かりやすく説明できるように頑張ります。

目次

企業主導型保育園が産まれた理由

子供を抱っこする保母さんと迎えにきた母親の画像

あるブログが話題に。社会問題となった待機児童。

企業主導型保育園は2016年に誕生しました。

この年は『現代用語の基礎知識』選・2016ユーキャン新語・流行語大賞」の年間トップ10にある言葉がランクインしました。その言葉が〝保育園落ちた日本○ね〟 保活中のママブログの方の記事のタイトルです。

過激かつ社会問題を表したブログは反響を呼び、待機児童問題が社会問題として話題になりました。

このブログによって企業主導型保育園が産まれたわけではありませんが、このブログが大きく取り上げられるぐらい待機児童が多かったのが2016年です。

保活ママ

あれ?待機児童が問題なのは分かったけど、待遇も変わらないのにわざわざ新しい企業主導型保育園の形を作った理由って何?

あおまる

その点は今から説明していくよ!
ただ・・・この辺りは業界の闇やいざこざが出てくるから興味ない人は飛ばしてね。※これより以下はあくまでも推測と主観です。

作らざるを得なかった背景とは?

会話形式で簡単に説明します!!これはあくまでも主観です。(二度目)

登場人物:内閣府、厚生労働省、株式会社

内閣府

待機児童が大変だ!!
厚生労働省さん すぐに認可保育園たくさん作って!!

厚生労働省

すぐに大量には作れないですよ!!
審査するのも大変ですし、それに色々な規制があるので無理です。

内閣府

規制緩和しちゃえば良いじゃん!早く作って!

厚生労働省

流石に無理です。認可を出すからには責任問題も出てきますし、厳重な審査があるので時間はかかります。

内閣府

じゃあもう良いです。内閣府主導で無認可保育園作るわ。

内閣府

現在、保育園を運営している運営者だけじゃ急速に保育園は無理だな。
株式会社に自社で雇用する従業員の子どもを預かる施設(自社従業員枠)として作ってもらったら良いじゃないか!!
企業のイメージアップや従業員確保の為にも繋がる可能性もある。さらに無認可という形だけど内閣府公認で実質認可だからお互いWin-Win。
建設費用も運営する助成金も認可保育園よりも手厚くしよ!

株式会社

内閣府がバックアップしてくれるなら作ろうかな。
従業員を雇用するための福利厚生としてアピールもできるし。
でも・・・現実的に自社で保育園を運営することは難しいな。

内閣府

設置は株式会社で、運営団体は別で大丈夫!委託でも大丈夫!
幅広く利用して貰いたいので、設置団体以外の従業員でも提携契約を結べば、連携企業枠として活用するのもOK!!
さらに待機児童解消として地域枠も設けよう!!

このような背景があり、内閣府主導で企業主導型保育園の設立が進められました。

蛇足ですが、急速に進めた保育園設立は案の定様々な問題を引き起こしました。この話はまたいつかお話したいと思います。気になる方は・・・「企業主導型保育園 不正受給」や「児童育成協会 パ○ナ」と調べれば色々出てきますが。

企業主導型保育園とは?

犬のぬいぐるみで赤ちゃんをあやす保母さん

最大の特徴

大きな特徴として、内閣府認定保育事業。認可外であるにも関わらず

認可保育園と同等あるいはそれ以上の整備費・運営費等の助成金あります。

 無認可という位置づけながらも待遇が認可保育園とほぼ変わらないのが最大の特徴!

認可保育園との比較一覧表

   比較項目       企業主導型保育園         認可保育園
管轄 内閣府 厚生労働省
入所対象児 原則:0歳児~2歳児
※3歳児以上も受け入れることも可能なので
 園によって0歳~5歳児の場合もある
0歳児~5歳児
必要面積 0,1歳児・・・3.3㎡/人
2歳児以上・・・1.98㎡/人
屋外遊戯・・・2歳児以上 3.3㎡/人
※定員20名以上は要件が少し変更
※屋外遊戯は保育所外の公園等を含む
0,1歳児 ・・・3.3㎡/人
2歳児以上・・・1.98㎡/人
屋外遊戯・・・2歳児以上 3.3㎡/人
※屋外遊戯は保育所外の公園等を含む
 子どもと職員の割合
 (最低配置基準)
0歳児・・・ 3名:1名
1,2歳児・・・ 6名:1名
3歳児・・・20名:1名
4歳児以上・・・30名:1名
全体の最低基準+1名
0歳児・・・ 3名:1名
1,2歳児・・・ 6名:1名
3歳児・・・20名:1名
4歳児以上・・・30名:1名
有資格者(保育士等) 最低配置基準のうち 50%以上
残りの50% 保育補助者(子育て支援員)  
※子育て支援員研修受講者または
 当該年度中に受講を予定しているもの
※保育事業設置型は75%以上
最低配置基準のうち 100%
利用者の要件 保育の必要性がある者
自社従業員枠/提携企業枠/地域枠
保育の必要性がある者
保育利用料 利用者負担相当額
0歳児・・・37,100円   
1,2歳児・・・37,000円
3歳児・・・26,600円ー(副食費)
4歳児以上・・・23,100円ー(副食費)
保育利用料に関しては、事業者は
合理的な理由もなく、必要以上に水準額を
超えた利用料金の設定をすることは出来ません。
利用者の世帯所得(住民税の所得割課税額)に
応じて自治体が算定をする。
各自治体により金額が異なる。
非課税世帯を除き
約10,000円~約90,000円の間で設定されるのが一般的。

※自治体によっては、第2子半額,第3子
 無料等の取り組みがあります。
申し込み窓口
保育利用料 徴収方法
保育園 自治体

【選び方のポイント】保育料以外の実費徴収に注意!!この部分が高いと逆転現象の可能性も! ※副食費,教材費,園内で文房具等備品等

あおまるの一言

保育園を検討しているご家庭は「住民税決定通知書」は大事に保管してね。0~2歳児の保育料が月々40,000円以上なら企業主導型保育園を検討の価値あり!

自社従業員枠?連携企業枠?地域枠?

従業員枠(自社従業員枠,連携事業枠)+ 地域枠

  • 自社従業員枠・・・保育施設を設置した企業の従業員の子どもが利用する定員枠
  • 連携企業枠・・・設置企業と保育園の利用契約を結んだ企業の従業員の子どもが利用できる定員枠
  • 地域枠・・・保育施設の近隣に住む住民の子どもが利用できる枠

地域枠を設けるかどうかは設置企業の判断であり、基本的なルールとして、地域枠を設定する場合は定員全体の50%を超えない範囲となります。状況により弾力措置もあり。

連携企業枠の利用には、勤める企業の会社印を押印した利用契約書が必要なので注意! 

※利用者はデメリットありませんが、形としては企業間の提携になるので会社側の許可が必要となります。場合によって、保育園側の提携実績としてPRとして活用されることもあるので企業側は地域枠を利用して欲しい。という考え方が多いようです。

あおまるだったらどうするのか? 重要視する選び方4つのポイントを踏まえて。

ポイントと表示された積み木

結論から言います。賢い保育園の選び方は0~2歳は企業主導型保育園 3~5歳は認可保育園です!

認可保育園で働いているのに??と言われるかもしれませんが、企業主導型保育園が無認可と言えども施設基準はしっかりとしていますので、その点を考慮した上で、僕だったら保育料3~5割抑えられる企業主導型保育園を選びます。ただ、現状として、企業主導型保育園自体の数が少ないので下記のポイントも踏まえて検討できるかどうかですね。

①  運営会社が信用でき、保育方針に納得できるのか。無認可は認可よりも自由度が高い為、この辺りはかなり重要!逆に考えれば、認可保育園ができないことをできるのも無認可保育園の利点ですね!

② 自分自身が送迎できる範囲内である。どんなに良い保育園でも仕事に影響すれば本末転倒です。特に、0歳~2歳の間は感染症や発熱で呼び出されるケースが多いので保育園の立地はとても重要です。

③ 保育利用料以外の実費徴収額に納得できるか。※上記で記述した通り、自由度が高い為色々なカリキュラムを実施している可能性があります。そのカリキュラムが自分の子どもに必要なのか?+αの費用が支払っていけるかも選ぶポイントになってきます。

④ 3歳児から転園できるのか?ここがもの凄く重要で、3歳から認可へ転園できるのかが大事です。近年、保育料無償化や小規模保育園の増加に伴い、認可保育園への3歳児からの転園が難しくなる3歳児の壁と呼ばれる問題が出てきました。その為、地域によっては最初から認可保育園へ入所させなければならない!という場合もあります。

あおまるの一言

その時の状況によって園選びは大きく異なってくるので、最適解は?と導き出すのは難しいですね!笑

所感

はい!今回は、企業主導型保育園の成り立ち、仕組み、僕なりの保育園の選び方そしてその重要なポイントについてお話しました。

Twitterで、「企業主導型保育園」を勧めたレスきっかけで数名ですが反応がありましたので、

自分なりに企業主導型保育園についてまとめてみました!

まだまだお伝えしたいことはあるので、今後ブラッシュアップしていけたらと思います・・・

最後に、保育園へ通う乳幼児期は人格形成の寄与する大切な期間です。

その大切な期間に大切なお子様を預けてくださる保護者には本当に有り難いなーと日々感じております。

本日はその感謝に想いを寄せつつ締めさせて頂きます!!!

以上。あおまるでした。

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